ごね続けるエネルギー
野田 : ケラさんはその辺アイデアとかないですか
ケラ : いやいや、ないんですけどね。さっきからちょっと思考が…。具体的にはもうちょっと時間がかかるということですよね。もちろん早くから我々が動いてできることがあればいいんですけど、要はごねるってことじゃないですか。30年間ごね続けるエネルギーってすごいでしょ。だったらとりあえず、まだ平気な時期は放っておいてもいいわけじゃないですか。10年後からごね始めるっていう手もあるわけでしょ。
野田 : 行政の立てた計画が用地買収などがスムーズに進んだ場合、2013年にここの第二期工区にとりかかるというプランが出されてます。
ケラ : 嫌だっていえば、とりあえずむりやり強引には進まないじゃないですか。
野田 : そうです、そうです。
ケラ : それで、ここの建物の寿命もあるわけじゃないですか。
野田 : もし建物の寿命が来た場合、社長、補強工事とかっていうのはできるんですか。
本多 : ここはかなり鉄骨が入ってるんです。木造だけども木造でないんです。外側から見ると、『あんなちゃちな建物つぶれちゃうんじゃないか』って心配しても、全然心配する必要ありません。もしこれがずっと5年後でも10年後でも残るとなれば、補強と改装に力を入れてですね、もっとみなさん方に親しみよく来られるようになりたいと思っています。
(場内拍手)
ケラ : みんなこのことだけに集中してエネルギーを注げる状態ではないと思うんで、何が一番効率的なのかなっていうことをずっと考えてたんですけど。
下平 : 小田急もある程度彼らももうマスタープラン的なものは考えてると思うんです。小田急線の地下工事が10年あれば終わりますので、上を何にするかはある程度普通の企業だったら考えてるわけです。ただ、企業というのは、企業イメージがすごく重要なんですよ。特に演劇界のみなさんは文化人的な方がすごく多くって、そうゆうのに企業は弱い。みなさん達が固まって、こうゆう風に前に出て『小田急さん是非ともよろしくお願いします』と言って、どんどんマスコミを巻き込みながらやっている時に相当違うと思います。
ケラ : まとまっていけばいい、と。
下平 : そうゆうことです。
(場内拍手)
ケラ : 蜷川さんが行けばいいんだけどね、とりあえず、蜷川さんなら『おっ』とか思うじゃないですか。
野田 : 坂手さん、今度蜷川さんとお仕事されますが。
坂手 : 蜷川さんの方は、今日ぺーター・ジェスナーさんがいらしてますけど、調布市の仙川に公共の劇場がもう完成してます。来年の2月3月オープニングで4月から正式に一般の人も使えるようになって、美術館がペーター・ジェスナーさんで、今こちらにいらっしゃいます。パブリックシアターばっかり増えてるんですね、だからやはり民間の劇場が元気があるという下北沢の特性という意味では、そこら辺とはずれてんのかなという気はします。パブリックシアターとも提携しながら、何かやってくというのはあると思う。
柄本 : 流山児さんが言ったようなことが、年に一回なりこの街で行われるといったことになったりすると、『こういったこの街を変えるのはまずい』ということになるんじゃないかしら。
野田 : そうですね。
坂手 : その場合には、今ある下北沢演劇祭っていうのを拡大していくのがいいのか、そこに別なものを作るのがいいのか。今のものは冬のものとして残しておいて。
流山児 : 夏とかあるから
坂手 : そうそう。まとめちゃっていっぺんにはしご下ろされるとえらいことになるので。下北沢演劇祭と同じ土台で、提案していくということは可能でしょうか。
本多 : 一年間一回の演劇祭で1000万やっと出してくれるのが、二回で2000万出してくれますかね。
坂手 : そこを何とか応援する方法を考えて。
本多 : 三軒茶屋のパブリックと下北沢で一緒に世田谷演劇祭やらないかと言ってたんですけど、どうしても、向こうが補助金13億削られるもんだからいやだって言って。
流山児 : それは不条理だから。
野田 : そのくらいのポテンシャルエネルギーは下北沢の街にはあるような気はする。
流山児 : だったらやれるんじゃないか。柄本さんが言ったとおり、それが恒常化できたら、絶対そうゆう街だってなっちゃうからね。今作らないと、二年くらいかかるかもしれないよ。かなり面白いことをやれば、びっくりはするんじゃないか。『スズナリを絶対だめだ』っていうキャッチフレーズでいいじゃん。最後まで道路計画、拡幅反対でもいいし。
野田 : 何か流山児さんがヘルメットを被ってる姿がいま…。